平成25年10月22日 建設経済常任委員会

平成25年 10月 建設経済常任委員会 - 10月22日-01号

◆副委員長(大川裕君) 今までいろいろと皆さんがお話しいただいたことというのは、本当に重要なことだと思うし、私も同感なことが多いので、それ以上あまり聞くことがないのですが、さすがに広報紙やホームページ、その他もろもろ、いろいろなところで広報活動を行っているということですけれども、届いていないというところが、この陳情者の方々の連名という形で上がってきているのではないかと思うのです。基本的には、やはりコミュニケーションの決定権は受け手側にあるわけですから、今後そこの辺の方々と連絡をとりながらしっかりと周知していただきたいというふうには思います。
 私から1点だけ、バスの駐車場を考えていられなかったということですが、どちらかというとバスの駐車場というよりは発着場、降車場、乗車場、そういうところが表駅にはないということが重要だと思うのです。というのは、今お話にあったとおり、ホテルですとかコンベンション施設をつくるのであれば、そういったお客さんは電車で来る方ばかりではなくて、基本的にホテルというのは車で来られる方もあるわけですから、そういった機能もどこかにはないと、やはり不便を来すのではないかというふうに思うのですけれども、そこの辺はどういうふうにお考えなのか。

◎市街地整備担当部長(佐藤栄君) 冒頭、観光バスの考え方につきましては申し上げたとおりでございます。お城通りに物理的にできないからという言い方はしたくはございませんけれども、限りあるスペースでございます。乗降といっても、単に切り込みを入れて簡単に考えるものではなく、しっかりと歩行者が安全・安心に通行できるということもあわせ持って考えなければいけないといった部分もございます。観光バスにつきましては、一般の路線バスと違って回転半径も大きく、非常に人がふくそうしているところへ進入していくことについては、一方では危険な部分も伴ってくる。それから、事業地の面からも限られるスペースの中でどういう形で、例えば横づけは簡単にできるものではないという部分もございますので、御指摘は承りますものの、観光バスを入れるということについては、安全面それから物理的な面を考えてもお城通りでは非常に厳しいなというふうに考えていることでございまして、観光客に対する観光バスの受け入れについては、冒頭申し上げたとおりの三の丸地区での対応ということで考えていきたいというようなことでございます。
 以上でございます。

◎市街地整備担当部長(佐藤栄君) 現実的に事業者側からすれば、今のどこの事業者をとっても駐車場を前提にということももちろんございます。ただ、平成22年10月にこの基本構想を御説明いたしました際に、事業をばらすという考え方に至ったのも事実でございまして、緑化歩道、駐車場施設ゾーン、広域交流施設ゾーンというような形で機動的に動けるような事業スキームを考えたわけであって、事業主体をそれぞれに分けたというのも、この膠着した状況をどう打開させるのかという観点での一つの戦略であったことは事実でございます。それとあわせて、やはり市の財政負担のフラット化という意味合いと、国から確実に安定的に補助金を誘導するという観点からも、この進め方については、今に及んでも判断は間違っていなかったのかなというふうに思っているところでございまして、そういう意味合いも含めた中で、こういうスキームになっているということで御理解いただきたいと存じます。
 以上でございます。

◎市街地整備担当部長(佐藤栄君) 平成22年10月のこの基本構想を策定するに当たっては、前段で前年度に事業化検討調査という委託調査をしたわけでございます。そうした中で、当時、商業業務中心型、複合型、公共・公益中心型という3タイプを導き出しまして、都合、中間的なものは4案あったと思います。そこの辺をベースとした中で、その策定してからたしかその年の6月から8月だったと思いますが、2ヵ月間を通してホームページにアップしつつ、事業者にいろいろな意見を聞いた中で、事業性を判断し基本構想を策定するに至ったという中で、当然のことながら、当時ではございますけれども、市場性というものも十分勘案した形で、この基本構想の中でもその案の中の一部が小さく出ていると思いますけれども、この案についてまるっきり白紙であったということではなく、当然のことながらそこの辺の市場性というものを勘案した中で、広域交流施設ゾーンについては進める方向であるべしという形の中で進めてきたというのが事実でございますので、その点、十分御理解いただきたいなと存じます。
 以上でございます。

◆副委員長(大川裕君) 皆さん言われているように、前に進めさせなければいけない事業だとは思っております。もちろんその地域との連携というかコミュニケーションを図らなければいけないということで、地域ともうちょっと相談というか周知をしていただいて、よりよい形にしていかなければならないと思いますので、継続でお願いいたします。

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