行政視察一日目

台風一過。わが町は大きな被害もなく一安心。
しかし今週末には次の台風が近づいて来ており、予報ではまた小田原に近いところを通るらしい。
前回の台風でかなり地盤が緩んでいると思うのでこの次はかなり用心が必要だろう。
何回も書いたことがあると思うが、海水温が依然高く台風が近海にきても弱まらない。
今年はまだまだ台風の来襲があるのかもしれない。

仕事で中々海に出れないので、ストレス解消に時々釣果情報を見るのだが
釣れる魚自体がまだ夏バージョンらしいとのことである。
通常海の中は一ヶ月遅れくらいなのだが
今年はかなり遅れている。早いとこ秋っぽくなってくれないもんか…
日の落ちるのだけは早くなったんですがねぇ…

さて先日行かせていただいた行政視察。
朝8時に集合して東京を経由して長岡へ向かった。
こう書くとすんなり行けたように思われるかもしれないが
台風来襲直前だったため東京へ行く上りの最後の新幹線に滑り込めたというのが現実。
これに乗り損ねていたら午後まで新幹線は動いてなかったので相手方に迷惑が掛かる所だった。

何とか綱渡りだったが長岡へ到着し農業の担い手育成事業のレクチャーを受ける。
長岡は何回かの合併を経て人口28万弱の大きなまちになったということだが
やはり合併というものはスケールメリットがあるとはいえ
それが即まちの求心力には直結しないようだ。
ひとつのまちという意識を醸成していくのはなかなかに難しい。

いろいろ事業についてのデータを聞いたのだが
米どころ新潟であっても農家の高齢化の進行は著しい。
何しろある意味この地域にとって米作りは基幹産業。
進行に歯止めを効かそうとしているようだが効果が出るには時間がかかりそうである。
40歳代の営農者は確か全体の3%で65才以上の営農者が9割と説明していたと思うが、
これだけでもまちというより国の将来が不安である。
農業法人による大規模営農など視野にいれているようだが、いずれにしても今後
農家としてはもちろん経営者としての感覚を持ち合わせて行くことが重要になると改めて感じた。

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