本年度も最後の日。
桜も散り始めているけれど花冷えのする週末広域消防発足式が開催された。
小田原市も含め近隣二市五町の消防が明日から広域消防として生まれ変わるのである。
ここまでくるのに関係者は大変なご苦労をされたことと思う。
これからはより近い分署から出動ができるため、市境を越えてより迅速な対応が可能となる。
加えてハイパーレスキュー隊も新しく組織され
大規模災害時には大きな力となることは間違いない。
県西地域の防災の要として消防がよりパワーアップしたことはありがたいことだ。

消防が広域化したことで地域防災の要として地元消防団の役割はより重要になったと感じる。
より市民に近い地域防災の窓口として強化して行く必要があると思うが、
如何せん入ってくる人が少ない。
また分団によっては高齢化も著しいし、会社勤めの方も多いので
昼間など出動体制がなかなか整わないということも多いと聞く。
自営が少なくなっているというのも一因だそうだ。
ここはひとつ、組織だった消防団OBの活用も視野にいれていくべきだろう。
以前からあるにはあるが、今一つ機能はしていない。
手伝ってくれる人はきっとたくさんいると思う。